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向拝殿の「有鹿大明神」と書かれた扁額は、寛保4年(1744)に奉納されたもので江戸の書家、関思恭(せき しきょう)が書いたものと伝えられています。
関思恭は江戸中期に活躍した書家。細井広沢の門下で、浅草待乳山歓喜天堂の「金龍山」扁額は広沢が思恭に代筆させたものです。
他に、豊森山文殊院の「豊森山」扁額、氷川女體神社の「武蔵國一宮」扁額も思恭の書であり、多数の寺社の扁額なども書しています。
拝殿内の「正一位有鹿大明神」扁額は平成元年に新たに奉納されたものです。
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